ヤゴ [情報]

ヤゴ(水蠆)はトンボ目(蜻蛉目)、特にトンボ亜目(不均翅亜目)のものの幼虫を指す通称、俗称。肉食性の水生昆虫として有名である。語源は成虫であるトンボを表す「ヤンマ」の「子」を短縮して「ヤ」+「ゴ」。

昆虫の幼虫の中には、成虫とはとても異なる姿のものがあり、それらの中で、昔からよく知られているものには、成虫とは別名で呼ばれているものが存在する。ヤゴもそのひとつで、成虫とは外見や生態は全く異なるがトンボ目の幼虫である。ただし、トンボ目の中でもイトトンボ亜目(均翅亜目)の幼虫は姿が随分異なり、恐らく本来のヤゴはこれを指すものではなかったのではないか、とする説がある。しかし、現在ではトンボ目の幼虫を総じてヤゴと呼ぶ場合が多い。

トンボはすべて空中での生活に高度に適応した陸生動物であるが、その幼虫であるヤゴは、水中に生息する水生昆虫である。不完全変態であるから、基本的には成虫とさほど変わらない構造をしているはずであり、実際、余計な付属肢があったりもしないし、翅も小さなものが背面に出ている。しかし外見は大きく異なり、一見すると軽やかに空を飛ぶ成虫からは想像できない姿をしている。

様々な形のものがあるが、共通する特徴としては以下が挙げられる。

下顎が折り畳み式になっており、先端にある鋏状の牙で獲物を捕らえることができる。ヤゴはすべて肉食で、普段は折り畳まれている下顎を瞬時に伸ばすことで離れた距離から獲物を捕食する。そのスピードと精度は日本国内の水生昆虫の中では屈指であり、狩りのスケールを度外視すれば非常に獰猛な捕食者と言って差し支えない。
鰓があり、呼吸のために空気に触れる必要がない。

水生昆虫の脚部は泳ぐことに適した形になっているものが多いが、ヤゴの脚はむしろ水底を歩くのに適した形をしている。そのため水生昆虫としてはあまり泳ぎが得意な方ではない。しかし、水からすくい上げると存外しっかりとした足取りで歩けるものも多い。また、脚関節が全て前向きになっている。

幼虫の期間は数年に及ぶものから数週間のものまでさまざまであるが、最終的にはヤゴが陸に登って羽化し、トンボとなる。ヤゴのいる水辺を探せば、その時の抜け殻を探すことができる。羽化を行うとき、トンボ、ヤンマ、イトトンボなどは脱皮の際に抜け殻に尻尾を残して背後に向けてぶら下がる姿勢を取るので、ほぼ垂直な面で頭を上に向けてとまる。これに対して、サナエトンボ類は抜け殻から尻尾を使って立ち上がった姿勢をとって、ぶら下がらないので、ほぼ水平な面にとまる。


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